宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の「ゆりあげ思い出探し隊」新井さんを訪ねました

昨日まの遠野まごころネットでのボランティア活動を終了して、本日午後名取市閖上小学校を訪れて「ゆりあげ思いで探し出し隊」の新井洋平さんにお会いしました。新井さんは閖上地区の思い出の品物を洗浄・展示し持ち主の方へ返却するプロジェクトを5月からリーダーとして実行されてきた方です。幼い乳飲み子を失ったあるお母さん(竹澤さん)が始めたこの活動を引き継ぎ、予算ゼロの中でこの写真救済活動を全国各地の団体とつながりを拡げて盛り上げてこられました。

名取市在住の新井さん自身は被災者ではありませんが、今は休職してこの活動に全力投球しておられます。竹澤さんの始められたこの活動に携わり竹澤さん本人と一緒に活動されて、またその後活動を引き継いだ後も長期にわたり活動をリードしてこられた経験から被災された方の気持ちや心情をよく理解されておられます。われわれ被災地から遠く離れたボランティアが写真救済活動をして抱く気持ちと被災された方の気持ちが時として離れてしまうことをとても心配なさっています。写真洗浄に参加したボランティアには多かれ少なかれ「私も何かお役に立ててよかった」という充足感(あるいは自己満足といってもいいかもしれません)があるのは否めません。そして洗浄した写真が一枚でも多く持ち主のもとへ早く帰ることを祈るばかりです。さらに持ち主が見つかったらそれはよかったね、と素直に喜ぶことでしょう。しかしながら被災された方にとっては思い出の品物を探すことは時として失った人を改めて見つける作業でもあるのです。見つかったからよかった、という単純なものじゃない。改めて悲しみを噛み締める被災された方々も大勢いることを知ってほしいと新井さんは語ってくれました。わたしたちボランティアが忘れてはいけないこと、それは被災された方の感情に思いをはせてよりそう気持ちを持つこと(新井さんは『つながる』という言葉を会話の中で繰り返し使われておられました)が大事だと、あらためて肝に銘じなければならないと感じました。じつは写真洗浄の枚数をたくさんこなすことよりもっと大事なことは被災された方々とつながることなんですね。

そして、新井さんはせっかくできた被災された方々と全国の善意の支援者の人々のつながりを大切にしてゆき写真救済活動が終わってもさらに発展させてゆきたい。具体的にいいアイディアがあったら大学や企業と協力して名取市の復興をしたいと夢を語っていただきました。遠く離れた人と人がつながりお互い助けあう社会に日本が変わるきっかけになれば素敵なことだと思います。

午後の大部分の時間を割いていろんな思いを語っていただいた新井さんに感謝いたします。そして、福岡で参加される多くのボランティアの方に新井さんの思いを伝えて被災された方々の心情を理解してもらうという大事な任務を帯びた私は改めて身が引き締まる思いです。

閖上小学校体育館思い出の品物展示

閖上小学校体育館思い出の品物展示

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宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の「ゆりあげ思い出探し隊」新井さんを訪ねました」への1件のフィードバック

  1. 現地での活動、お疲れ様でした。
    新井さんのおっしゃっていたこと、本当にその通りだと思います。
    できることを末長く…少しでも力になれたらうれしいです。

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