横断幕のお披露目

21回目の洗浄会は内浜小学校でした。先週より製作中の布製の横断幕がついに完成して皆様にお披露目しました。そしていつもの記念写真をこの横断幕を背景に撮影しました。横断幕の出来栄えはすばらしいの一言。デザインを考えてくれた佐々木さん、ペンキ塗りも一人で特急で仕上げてもらいました。ありがとうございます。そして、縫製など布地の下準備をしていただいた北九州の栁田さんにも大変お世話になりました。そしてどの色がいいが投票していただいたみなさんにも感謝します。

第21回洗浄会@内浜小学校

横断幕を背景に記念撮影

この日は3月11日の震災からちょうど9ヶ月。2時46分に全員作業を止めて一分間の黙祷をしました。福岡では東北のように町でサイレンの音が聞こえることもありません。校庭では子供たちが普通に野球をしています。遠く離れた九州ではこれが現実ですが、すくなくとも被災された方々の気持ちに寄り添うきっかけの節目の日として特別な思いで毎月11日を迎えたいと思います。

この週末は寒波が襲い暖房がない中での作業を覚悟していましたが、学校のご好意で石油ファンヒーターを提供していただきました。本当にありがたいです。おかげさまで写真の乾きがものすごく早かった。吹き出し口から出る温風に当てると30分もかからずに乾燥します。調子に乗って午後4時近くまで洗浄したので撤収がばたばたとなりました。解散が30分近く遅れたのは反省点です。やはり午後からは次回のためのアルバムの汚れ落しなど水洗い以外の作業に専念すべきです。

石油ファンヒーターで高速乾燥

石油ファンヒーターを内浜小学校から提供していただきました。

写真の供養をしました

これまでの洗浄作業で出てきた損傷が激しくてポケットアルバムに入れて展示することができない写真を福岡市中央区桜坂の高野山真言宗南福寺で供養していただきました。本堂でお経を上げていただき、そのあとお焚き上げを執り行いました。渡辺住職の他、箱崎の恵光院の高松住職と早良区西の慈明院の吉住住職もおいでいただいて供養をしていただきました。私たちの洗浄作業を通じて残念ながら救済されなかった写真が多く出ましたが、写真にこもった被災された方々の思いや魂が少しでも慰められるようにと心をこめてお祈りさせていただきました。

写真供養 南福寺
お炊き上げ 南福寺

お焚き上げ 南福寺

写真供養 南福寺

個人的なことですが、南福寺の渡辺住職との出会いはとても印象深いものです。私が5月にボランティア活動していた大槻町のまごころ広場を訪れた足湯のお坊さんのグループとの会話がその始まりです。「どこから来られていますか?」「福岡です。」「福岡のどこ?」「中央区です」「中央区のどこ?」「桜坂です」「私は小笹です」といった具合にご近所同士で出身中学校も同じと分かりました。家の近くのお寺で南公園のそばにあるあのお寺かあとすぐに分かったのです。そんなお寺のお坊さんと東北のボランティアの地で出会うなんて不思議な感じでした。その後も渡辺住職は被災地支援のため釜石などをたびたび訪れて精力的に活動されておられます。また8月の初旬には大槌や釜石の子供たちを福岡に招待したレインボーキャンプでは南福寺に子供たちが泊り込んで福岡の夏休みを楽しむのを支援されました。5月にお会いした縁がきっかけでそれ以来渡辺住職にご相談やお願い事をさせていただいています。そんな縁で今回の写真の供養を渡辺住職にお願いしたところ快諾をいただきました。また今日の供養でお経を上げられた高松住職もそのレインボーキャンプをお手伝いされており、また吉住住職も南三陸町でボランティア活動をされたと伺いました。どのお坊さんも被災された方の支援に携わっておられます。なかなかメディアでは取り上げられないので一般の人には知られていませんが福岡でも宗教界の人々も地道な支援活動をなされています。

宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の「ゆりあげ思い出探し隊」新井さんを訪ねました

昨日まの遠野まごころネットでのボランティア活動を終了して、本日午後名取市閖上小学校を訪れて「ゆりあげ思いで探し出し隊」の新井洋平さんにお会いしました。新井さんは閖上地区の思い出の品物を洗浄・展示し持ち主の方へ返却するプロジェクトを5月からリーダーとして実行されてきた方です。幼い乳飲み子を失ったあるお母さん(竹澤さん)が始めたこの活動を引き継ぎ、予算ゼロの中でこの写真救済活動を全国各地の団体とつながりを拡げて盛り上げてこられました。

名取市在住の新井さん自身は被災者ではありませんが、今は休職してこの活動に全力投球しておられます。竹澤さんの始められたこの活動に携わり竹澤さん本人と一緒に活動されて、またその後活動を引き継いだ後も長期にわたり活動をリードしてこられた経験から被災された方の気持ちや心情をよく理解されておられます。われわれ被災地から遠く離れたボランティアが写真救済活動をして抱く気持ちと被災された方の気持ちが時として離れてしまうことをとても心配なさっています。写真洗浄に参加したボランティアには多かれ少なかれ「私も何かお役に立ててよかった」という充足感(あるいは自己満足といってもいいかもしれません)があるのは否めません。そして洗浄した写真が一枚でも多く持ち主のもとへ早く帰ることを祈るばかりです。さらに持ち主が見つかったらそれはよかったね、と素直に喜ぶことでしょう。しかしながら被災された方にとっては思い出の品物を探すことは時として失った人を改めて見つける作業でもあるのです。見つかったからよかった、という単純なものじゃない。改めて悲しみを噛み締める被災された方々も大勢いることを知ってほしいと新井さんは語ってくれました。わたしたちボランティアが忘れてはいけないこと、それは被災された方の感情に思いをはせてよりそう気持ちを持つこと(新井さんは『つながる』という言葉を会話の中で繰り返し使われておられました)が大事だと、あらためて肝に銘じなければならないと感じました。じつは写真洗浄の枚数をたくさんこなすことよりもっと大事なことは被災された方々とつながることなんですね。

そして、新井さんはせっかくできた被災された方々と全国の善意の支援者の人々のつながりを大切にしてゆき写真救済活動が終わってもさらに発展させてゆきたい。具体的にいいアイディアがあったら大学や企業と協力して名取市の復興をしたいと夢を語っていただきました。遠く離れた人と人がつながりお互い助けあう社会に日本が変わるきっかけになれば素敵なことだと思います。

午後の大部分の時間を割いていろんな思いを語っていただいた新井さんに感謝いたします。そして、福岡で参加される多くのボランティアの方に新井さんの思いを伝えて被災された方々の心情を理解してもらうという大事な任務を帯びた私は改めて身が引き締まる思いです。

閖上小学校体育館思い出の品物展示

閖上小学校体育館思い出の品物展示

第2回洗浄会

参加された大勢の皆様に感謝申し上げます。先ほど参加者名簿を数えたら40人でした。子供さんも参加されてにぎやかになりました。場所や時間の制約でばたばたした洗浄会でしたが、写真の洗浄を体験してもらえることが大事だと思っています。そして作業を通じて被災者の方々に思いをはせて寄り添う気持ちを持っていただければ幸いです。かけがえのない写真が一枚でも多く持ち主の方の手元に戻ることを祈って止みません。今日洗浄した写真の一部生乾きのものは完全に乾燥させて6日にすべてまとめて返送予定です。

今回も多くの方の支援や協力を得ることができて洗浄会を無事行うことができました。富士フィルムの社員の皆さん、ほとんどアルバム撮影に終始なさった實さん、荷物運びのために車を出していただいたご近所の佐野さん、前回に引き続き参加していただいた気仙沼出身の早川さん、その他いろんな役割をその場で積極的に引き受けてくれたボランティアの方々、閉館ぎりぎりまで会場を使ってご迷惑をかけているあすみん事務局さんに感謝申し上げます。また今日の洗浄会前に行った南市民センター、チャリティーコンサート会場での宣伝活動から洗浄会までお手伝いしていただいた遠野まごころネット同窓会福岡支部の川副さん、鮫島さんいつもサポートしてくれてありがとうございます。

第2回洗浄会

第2回洗浄会

第2回洗浄会

第2回洗浄会

さて、次回3回からはもう少し余裕をもってやれそうな会場で終日行います。参加は半日だけでも構いません。今回の体験で関心を深めた方も、まだ体験していない方も是非参加ください。洗浄会の予定のページをご覧になりフォーム記入で申し込みお願いします。

追記、KBCの今度の金曜日のアサデスで放映されるそうです。わたし遠野でボランティアしてるので見られません。

洗浄会の予定 第3回、第4回、第5回

西日本新聞の記事以来、多くの方に参加希望のご連絡をいただいています。また企業の方から団体で参加したいとの問い合わせもありました。いまだに宮城県名取市閖上(ゆりあげ)では洗浄が済んでいない写真がたくさんあるとのことです。さらに記事を読んでいただいた西区の武田病院の院長先生からのご協力で使わなくなった建物を取り壊すまでは暫定的に使わせていただけることになりました。すこしづつ支援の輪が広がっているのを感じます。

第3回 9月26日(月)
第4回 9月29日(木)
第5回 10月1日(土)

の予定です。詳しくは 「洗浄会の予定」 ページを見てください。

メーリングリストのご案内

このメーリングリストは「きれいにするっ隊」の活動に関して、活動スケージュール、告知、ディスカッション、懇親などメールを通じて情報を交換し共有する場です。写真洗浄に参加してくださった方、興味がある方など誰でも参加可能です。参加方法は kireinisuruttai+subscribe@googlegroups.com にメールを送ってください。本文は空白でいいです。折り返し参加の確認メールが送られてきます。携帯で受信される方にご注意:携帯でgmailからのメールを受け取るように設定してください。また参加者の誰かがメーリングリストに投稿すると参加者全員に”即時”に配信される設定になっていますので誰かが夜中にメールを投稿すると夜中に携帯にメールが届きびっくりなさることもあります、その点をご理解ください。(個人の受信設定を1日一通にまとめるとか高度なことも可能です)

過去の投稿メールはグーグルグループの思い出の品物をきれいにするっ隊で閲覧できます。閲覧はメーリングリストに参加しなくてもできますが、投稿はできません。

皆さんの参加をお待ちしています。

西日本新聞に記事が掲載されました

8月31日西日本新聞福岡都市圏版に写真つきの記事を掲載していただきました。第二回洗浄会の告知と洗浄場所を探していることを書いてもらいました。おかげさまで終日参加希望の問い合わせがありました。うれしい悲鳴をあげています。多くの方が参加されるとなると、今度は会場の広さや時間の短さなど制約が多いことが気になっています。電話の応対を通じて福岡でも被災地に思いをはせて何か支援をしたいと思っている方が実はたくさんいるんだと感じることができます。またご家族で参加したいと希望された方も居られます。この写真洗浄に参加されて、いろんなことを感じていただく機会になればいいなと思います。基本的には来るもの拒まずの姿勢で行いたいと思いますので、ふたを開けないと本当に何人くらい来られるかわかりません。また参加人数が多くなりましたので、多少の不便や運営のまずさなど出てくるかもしれません。その点はご理解とご協力をお願いします。

助成金交付が決まりました

うれしい知らせです。「がんばろう日本」福岡・九州評議会に申請していた助成金の審査の結果、交付決定の知らせが届きました。これで一番経費のかかる送料の負担がだいぶ助かります。この助成制度、あくまで団体が自助努力で集めた資金の足りない部分を補助しましょうというのが基本的な考え方なので、「きれいにするっ隊」としても100%この助成に甘えるわけにはいきません。

今日は先日の第1回洗浄で処理した写真を気仙沼に返送しました。福岡市中央区役所前の大名2郵便局から発送しました。受付の女性に中身をたずねられたので被災写真の洗浄のことを話すと、「そういう心のケアーが大事なんですね。大事に取り扱って送らせていただきます」とプロジェクトのことに関心を持ってもらいうれしくなりました。これからは宣伝もかねていろいろなところから発送したほうがいいかも。

 

 

 

 

第1回 写真洗浄説明会

本日、福岡市中央区大名のあすみんで1回めの写真洗浄プロジェクトの説明会を行いました。遠野まごころネット同窓会メンバーから2人(鮫島さん、川副さん)、そして気仙沼出身で現在大牟田に転勤されてきている早川さん(洗浄ボランティア3週間のベテラン!)、そして富士フィルムから2人(浮池さん、松本さん)に私、別府を加えて6人でのスタートとなりました。告知期間が短かったことと情報が十分に周知されていないので少人数でのスタートとなりましたが、場所の制約もあったので善しとしたいと思います。これからぼちぼちとできる範囲で洗浄作業を進めていきます。写真の洗浄

洗濯ばさみで乾燥

テーブルの上でも乾燥

会場が2時間の利用だったのでばたばたと後片付けしました。その後、新天町のコーヒーショップで反省会(?)。ネットなどメディアを使って広報や告知をしたら人がもっと集まるはず。作業場所の確保は差し迫った課題。写真の送料をどうやって負担するか、参加費制度はどうだろうか。などなど、参加者の皆様からの感想や意見などを伺いました。今度は9月4日、場所はとりあえず今回同様あすみんを押さえていますので、他に場所が見つからなければここで16時から2回目の写真洗浄を行う予定です。